転職活動を始める前に知っておきたい「転職のリスク」

更新日:/公開日:2020年09月25日

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転職のリスク

Mizo
この記事の執筆者
Mizo
転職経験5回

「もう会社辞めようかな。でも…」
現在の会社に不満を感じていて転職を考えているものの、漠然とした不安から行動を起こせずにいる人は多いかと思います。

転職は何度経験しても不安が付きものです。
ましてや初めての転職なら、なおさら不安が大きいかと思います。

エン・ジャパンが運営する転職サイト「エン転職」が2020年4月に行った「転職のリスク」意識調査によると、有効回答数12,538名のうち95%の人が転職にリスクを感じると回答しました。

転職することにリスクはあると思いますか?
参照元:「転職のリスク」意識調査

Mizo
Mizo

こんにちは。転職を5回経験しているMizoです。

今抱えている不安やリスクを少しでも減らして転職活動に一歩踏み出したいですよね。

この記事では、転職活動を進める上でのリスクと、転職した後に起こりうるリスク、失敗から学んだことについて解説いたします。

転職のリスクとは?多くの人が感じている転職のリスク

転職には様々なリスクがあります。
多くの人がどんなことにリスクを感じているのか、再度エン・ジャパンが行ったアンケート結果を見ていきましょう。

どんな点をリスクに感じますか?
参照元:「転職のリスク」意識調査

「どんな点をリスクに感じますか?」という質問に対しての回答で、「思っていた仕事内容と違う」が66%、「転職先がすぐに見つからない」が53%、「人間関係がうまく築けない」が47%でした。
結構経験があるので、心に刺さります。。。

次にそれぞれリスクと感じている人の声を見ていきましょう。

「思っていた仕事内容と違う」と感じている人の声

実際に働いてからわかる事の方が多いと思う。(massaさん/28歳/神奈川県)

求人も面接でも企業は良いことしか言わないことが多く、実際の仕事と乖離していることが多い。(たけやんさん/25歳/東京都)

サイトに記載されている文章だけでは仕事の内容が完全には把握出来ない。また、職場の環境、人間関係は転職後ある程度経過しないとわからない。(SPAさん/25歳/東京都)

引用元:第23回 テーマ:「転職のリスク」について

「転職先がすぐに見つからない」と感じている人の声

転職するための条件を考えるとなかなか該当する企業がない。(クスノキさん/27歳/岐阜県)

年齢にもよると思いますが自身が希望する仕事が見つかっても、就職できるとは限らない。(とおちゃんさん/42歳/京都府)

転職先がすぐに見つからなければ、収入がなくなるというリスクがある。それを回避するため転職先を見つけてから退職しようとすれば退職時期と入社時期の兼ね合いが難しい。(甘党さん/26歳/大阪府)

引用元:第23回 テーマ:「転職のリスク」について

次の章からこういったリスクを軽減するために心がけるべきことを、私の経験を基にお話ししていきます。

どっちのリスクをとる?転職を始めるなら「会社を辞めてから or 働きながら」

「働きながら会社にバレないように活動するのも面倒」
「仕事が忙しくて同時進行なんてできないから辞めてから始めようかな」
という人もいれば

「すぐに決まらなかったら経済的に厳しくなる」
「焦って妥協したところに決めたくない」
と考えている人もいます。

転職スタイルは人それぞれですが、どちらにしてもリスクがありますので、自分に合った方法を選びましょう。

会社を辞めてから転職活動を始める場合

リスク

  • ・転職活動が長期になると経済的に厳しくなる。
  • ・次がなかなか決まらないと焦って妥協した会社に決めてしまう。
  • ・離職期間が長引くと企業からの印象が悪くなる。

メリット

  • ・求人情報収集、企業研究、応募書類の作成などに時間がかけられる。
  • ・企業側からスカウトされたときにすぐに面接に行ける。
  • ・すぐにでも入社ができる。
  • ・後がないという覚悟を決められる。

成功の秘訣

  • ・期間が長引かないように、まず初めに自己分析・応募書類作成・面接対策をしっかりとやっておくこと。
  • ・同時に複数企業に応募して面接の機会を増やそう。
  • ・業界や仕事に関する専門知識の勉強を怠らないこと。

働きながら転職活動を始める場合

リスク

  • ・自己分析・応募書類作成・面接対策の時間が十分に取れない。
  • ・面接の日程調整が、現在の仕事の状況に左右されてしまう。
  • ・金銭面での焦りがないため、面倒なことを先延ばしにしてしまう。

メリット

  • ・一定の収入があるので生活には困らない。
  • ・離職期間を空けずに次にいける。
  • ・不満を抱えている状態が続くので、モチベーションが下がらない。

成功の秘訣

  • ・先延ばしにしないようスケジュールを決めて進めること
  • ・転職サイトのアプリをスマホにダウンロードし、通勤などのスキマ時間を使って求人情報を見ておきましょう。
  • ・帰宅してから30分でもいいので、必ず転職の準備時間に使うこと。

転職活動を始めても、自分の希望条件に合う求人が見つからなかったり、不採用が続いて転職活動が長引くことがあります。

私はどちらも経験していますが、すぐに見つかるだろうという変な自信で会社を先に辞めてしまい、失敗した経験があります。

先に辞めてしまうと金銭面で厳しくなり、妥協した会社を選ぶことになってしまうので、個人的には現在の会社は続けながら、土日や有給休暇を利用して、転職の準備や面接に臨むのが良いかと思います。

しかし、現在の会社がブラックすぎて活動する時間や心の余裕がないという方は、少なくとも3ヵ月ぐらい生活に困らない貯金をして、思い切って辞めてしまうのも良いかと思います。

転職活動期間と流れを知らないリスク。余裕を持ったスケジュールを立てる

一般的な平均転職活動期間をご存知でしょうか。
希望条件にもよりますが、平均転職活動期間は3ヵ月〜6ヵ月と言われています。

タイミングが悪いと希望する条件の求人が少ない場合もありますので、すぐに見つかるだろうなんて安易な考えはせず、長期戦も覚悟しておくことが必要です。

最短で転職するためには準備が何より重要です。 面接やSPIで同じミスで何度も落とされるより、希望した会社に一発で入れたほうが自身への負担やストレスも少ないでしょう。

まずは転職の流れを把握して、転職を始めてから3ヵ月以内には希望する条件の企業に転職できていることを目指しましょう。

転職活動の流れ

  1. ①転職の目的を明確にする
  2. ②応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成
  3. ③自己分析
  4. ④面接での回答を考える(志望動機は⑥で考える)
  5. ⑤条件に合う求人に応募する
  6. ⑥企業研究
  7. ⑦面接までひたすら面接の練習する
  8. ⑧面接(一次、二次、最終)
  9. ⑨内定

最初に、転職で叶えたいことや目的を明確にしましょう。
転職の理由が給与面・待遇面なのか、職場での人間関係なのか、スキル・キャリアアップがしたいのか、新しい職種・業種に挑戦したいなど理由は様々です。

転職の目的によって希望条件が決まってきますし、転職のモチベーションにもなりますので、初めにしっかりと定めておきましょう。

ちなみに私は、2度目の転職のときに給与とスキルアップを目的に転職をし、目的は果たせましたが1年で辞めることになりました。
目的を果たすことも重要ですが、入社を決める前に会社の口コミ・評判等もしっかりチェックすると良いでしょう。

④までは準備期間になりますので、遅くとも1ヵ月以内には終わらせるようにしましょう。
準備がしっかりとできていれば、あとは求人に応募して面接に挑むだけなので、転職活動をスムーズに進めることができます。

逆に準備を怠ると、書類選考で落とされたり、面接で上手く答えられなかったりと転職活動を長引かせる原因になってしまいます。

短期間で転職を成功させるためには、準備をしっかりと行うことが大事です。

転職失敗のリスク。2度の失敗から学んだこと

転職先が決まったからといって喜んでばかりもいられません。

転職の成功は転職が決まった時点ではなく、しばらく働いてみてこの会社に入ってよかったと思えた時点ではないでしょうか。

ここでは私が転職後に後悔したことや、失敗することのリスクについてお話しいたします。

1度目の失敗

私は5度の転職のうち、2度失敗しています。

1度目は2回目の転職のときに収入とスキルアップのためにしましたが、新しく入った会社の専務取締役による男性社員に対するパワハラ行為と、女子社員へのセクハラ行為があり、1年で辞めることになりました。

私が入った部署には10名ほどおり、部署内の仲は良かったと思います。
入社してからしばらくして、会社の専務が別部署の社員を仕事上のミスで怒鳴り散らしているのを目にするようになりました。

それほど大きなミスではないのに、感情的に怒鳴るのをみて、率直に「やべー人だ。なるべく関わらないでおこう」と思いました。

私の部署は部長と課長(元からいた人ではなく雇われ部長のような人で、課長も部長に引っ張られてきた人)が守っていたため、当初は何も言われることはなかったですが、部長と専務がバチバチに対立しており、私が入社して半年ぐらい経った頃に部長&課長は退職を余儀なくされました。

結局私も1年で辞めましたが、その専務とのやり取りが大きなストレスとなりましたし、1ヵ月後に急遽辞めることになったので、転職の準備も出来ておらず、苦労することになりました。

履歴書に1年で辞めた会社を書くのは、企業からみて印象が悪いですし、面接の度にこの話をネガティブにならないように話すのも面倒です。

2度目の失敗

2度目の失敗は4回目の転職のときで、それまで経験したことのなかった職種にチャレンジをし、見事失敗してしまいました。
その当時、私には目標というべき人と、自分だったらできるという驕りがありました。

会社によって組織体制や、やり方は異なると思うので、その会社がどうというつもりはありませんが、私が考えていた仕事内容と異なっていたことで仕事への楽しさもなく、日々ストレスが積み重なって1年で退職することになりました。

これは1度目の失敗と違い、私が悪かったと反省しています。

失敗から学んだこと

1回目の失敗で何か良くなかったのか。私は業種選びと企業研究を怠ったことが失敗の原因だと考えています。

当時はECサイトの運営に興味を持っており、モバイルサイトの運営をしている会社から、ブランド品の買取販売している会社に転職をしました。

言い方を変えれば質屋ということもあって元々店舗のみでやっていて、インターネット事業部は出来て間もないという感じでした。

そういう背景もあってか古い考えの方もいて、特にパワハラ専務は店舗のほうが偉いみたいな考えを持っていたようです。

ECサイトを生業としてやっている会社に入っていたら、おそらくこのような対立はなかったでしょう。
パワハラ・セクハラに関してはその人自身の問題かと思いますが。

入社前に必ず会社の口コミ・評判を複数の口コミサイトでチェックするなどして、企業研究をよくしておきましょう。
店舗であれば、客を装って実際に足を運んでみるのもよいでしょう。

2度の失敗はしましたが、それぞれの会社でその後につながる新しい知識も身につきましたし、今では良い経験だったと思っています。

転職によって失うリスク。転職に伴う変化とは

転職によって得るものもあれば、失うものも当然ありますし、それによって新たな不満や悩みも出てきます。

実際に入ってみないと分からないことも多いですが、あらかじめ起こりうる変化によるリスクを知っておいて妥協点を決めておきましょう。

通勤の変化

通勤は転職したら毎日することになるので、転職活動中に何度か行ったことがあるだけなのと、毎日することでは感じ方も全然異なってきます。

前より近くなって不満を感じることはあまりありませんが、乗る路線が変わると電車の込み具合も変わってきますし、乗り換え回数が1回増えただけで体や心の負担も変わってきます。

勤務地で転職先を選ぶわけではないですが、希望する企業が今より遠くなる場合は、ある程度の覚悟はしておきましょう。

コロナで自宅勤務が増えて感じた人もいるかと思いますが、通勤がなくなるだけで、だいぶストレスが軽減され、自分の時間が増えます。

私の場合は通勤時間はとても無駄な時間に感じてしまうので、必ず座れる電車に乗って本などを読んでいます。
場合によっては会社近くに引っ越すことも検討しましょう。

収入と勤務時間の変化

「前より収入は増えたけど、残業時間も増えてしまった…」

収入を上げたくて転職したけど、前より責任が重くなって労働時間も長くなり、時給換算したら前より給料が下がっていたなんてよくある話ですが、それだったらあまり転職した意味ないですよね。

収入を上げるために転職をするのはいいと思いますが、まずは自分の市場価値を見極める必要があります。

例えば、小さい会社でWebディレクターを8年ぐらいしているとして、会社の売上が全然伸びておらず、その人の年収も400万円ぐらいから全然変わってないとなれば、会社が原因で正当な評価がされていないので、営業が強い大きめの会社に行けば、業務量もそれほど変わらず50~100万円ぐらい上がる可能性はあります。

しかし、現在の給料と市場価値にそれほど差がない場合は、収入アップ目的の転職は失敗する可能性が高いと言えます。
給料は、その人のスキルや責任の重さに対しての対価でもあるので、前職より給料を上げた分、会社としてはその人に期待してしまいます。

転職をする前に自分の市場価値を客観的に見るようにし、どうやったら自分の市場価値を上げれるか考えるようにしましょう。

仕事内容の変化

「思っていた仕事内容が違った」「やりたいくない業務が増えた」

同じ業種、同じ職種なら会社によって多少やり方が違えど、全く異なるということはないかと思いますが、違う業界や新しい職種などにチャレンジするときはこれまでとは違うスキルが必要となったり、考えていた業務内容と大きく異なる場合があります。

私も5社目で新しい職種にチャレンジしたのですが、それまでやったことのなかった営業に近いことや、パワポでの資料作成業務が増えたりと、当初思い描いていた仕事内容と大きく異なり、1年で辞めてしまいました。

自分で詳しく調べるのは当然ですが、面接のときに詳しく業務内容を聞いておかないと、入社後のギャップが生まれてしまいますので、注意しましょう。

人間関係の変化

転職してからまず気を使うのが、新しい職場の人とのコミュニケーションではないでしょうか。

面接で人事や、配属予定のチームリーダーとは話して何となく雰囲気はつかめているかもしれませんが、実際に現場で接するのはまた異なってきますし、同じ部署や他部署のメンバーがどういう力関係になっていて、どういう性格なのかなどよく見た上で言動しないと、「空気が読めない人」「変な人」と思われてしまうかもしれません。

あなたが前の会社でとても面白い人だったかもしれませんが、最初の1ヵ月は自分の個性を出しすぎず、新しい環境に馴れることを優先しましょう。

職場環境の変化

職場が変われば、前の職場ではあったものが新しい職場ではなかったり、机が小さくなったり、イスが座りづらかったり、これまで別の人に依頼していたことを自分でやらなきゃいけなかったり、様々なことが変わります。

こればっかりは慣れかと思いますので、悪い点ではなく良い点に目を向けるようにしてストレスを感じないようにしましょう。

まとめ

ここまで転職を進める上でのリスクと、転職後に起こりうるリスクについて解説してきました。

転職にはリスクが付きものです。かといって現状の不満を抱えたままでよいわけでもありません。
転職を決めたのであれば、準備と企業研究をよくして転職に対するリスクを少しでも減らすようにしましょう。

私の経験があなたの転職にお役立ていただけましたら幸いです。

転職レコメンド編集部

本記事は転職レコメンドを運営するつなぐマーケティングが企画・執筆を行っています。

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