転職するならいつからがおすすめ?求人が増える時期とベストなタイミング

更新日:/公開日:2020年10月04日

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転職するならいつからがおすすめ?求人が増える時期とベストなタイミング

Mizo
この記事の執筆者
Mizo
転職5回の現役Webディレクター

アラフォーの会社員。これまでの転職経験を基に、いま転職を考えている人に役立つ情報をお届けします。

「転職活動に有利な時期っていつですか?」
「転職活動を始めるタイミングは働きながら?辞めてから?」
「会社に退職を切り出すタイミングが分からない」

転職を考える際に、転職活動を始める時期とタイミングについて悩まれている方は少なくありません。

Mizo
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こんにちは。転職を5度経験しているMizoです。

私が転職をしたとき12月、5月、7月、10月、11月に新しい会社に入社をしました。

つまり、その1〜3ヵ月前に転職活動を始めたことになります。

しかし、いずれの転職も自分が会社を辞めたい・転職したいと思ったタイミングで始めたので、転職に有利な時期があるなんて考えもしませんでした。

会社を退職後に転職活動を始めることもあったため、次の仕事がなかなか決まらず苦労したこともありました。

せっかく転職をするなら、できるだけ転職に有利な時期とタイミングで始めることが転職成功の秘訣です。

この記事では、求人市場のトレンドを踏まえて、転職が有利になる時期と、転職活動を始めるのにベストなタイミング、転職の流れについて解説します。

時期とタイミングの違いについては、時期は「求人市場が活発になる時期、転職が有利になる時期」を指し、タイミングは「転職を考え始めるタイミング、転職活動を始めるタイミング、退職のタイミング」について書いています。

転職を考え始めるきっかけは?年代別の転職するタイミング

転職を考え始めるタイミングは、下記のように人によって様々です。

  • ・会社に不満があるので転職したい
  • ・キャリアアップやキャリアチェンジを考えている
  • ・結婚や育児に合わせた会社へ転職したい
  • ・会社の事業方針が変わったので転職を考えている

まずは、2020年8月にエン・ジャパンが行った「転職のきっかけ」アンケート結果をみてみましょう。

転職のきっかけ
参照元:「転職のきっかけ」実態調査

転職を考え始めるきっかけで年代別に多かったのは以下になります。

転職のきっかけ 20代 30代 40代
やりがい・達成感を感じない 42% 41% 37%
給料が低い 41% 37% 32%
人間関係が悪い 24% 26% 28%
自分の成長が止まった・成長感がない 27% 26% 19%
評価・人事制度に不満がある 20% 25% 24%

仕事へのやりがいと給料の低さへの不満は全ての世代で多く、共通の転職を考えるきっかけでした。続いて回答者の声を見てみましょう。

「やりがい・達成感を感じない」と回答した方

やりがいを感じず仕事内容が自分に合っていないと感じた。(24歳女性)

より社会貢献性の高い仕事に関心を持つようになり、いまの仕事が物足りなく感じるようになった。(34歳男性)

「給与が低い」と回答した方

新卒社員と3年目の社員の給与がほとんど変わらないことを知ったため。(23歳男性)

子供の教育費などを考えた時に、今のままでは貯蓄ができないと思った。(30歳男性)

引用元:「転職のきっかけ」実態調査

仕事へのやりがいについては、20代と30代・40代で少し意味合いが異なってくるかもしれません。

20代はまだやりたいことが定まっておらず、仕事内容が自分に合わないという声がありましたが、30代になるとより大きな仕事をしたいという気持ちから、現在の会社では物足りなさを感じ、転職を考える人がいました。

Mizo
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転職のタイミングは自分が決めることですので、人からどうこう言われるものではありません。

しかし、求人市場のトレンドによって転職がしやすい時期・しづらい時期があるということを次の章から説明いたします。

季節によって変わる!年間の求人トレンドと中途採用が増える時期

求人市場の動向は、業界や職種、社会情勢によっても変わってきますが、一番分かりやすいのは企業の年間採用計画と季節によるものです。

通常、企業は新年度の始まりから決算月に向けて事業計画を立て、それに基づいた採用計画を作ります。

4月が年度始めとすると、来期に向けて1月から採用を強化をする企業が増えますし、中途採用が一旦落ち着く時期や、退職者が増えやすい時期というのもあるので、欠員を補うための採用が増えたりもします。

つまり、企業の採用計画と季節トレンドを理解していれば、転職に有利な時期というのが分かるということです。

日本では、多くの企業が4月を新年度の始まりとしているため、3月決算、4月新年度と考えてお話ししたいと思います。

1〜3月:4月入社の中途採用が活発になる

1〜3月は新年度からの組織体制に向けた採用活動が始まる時期でもあります。

未経験者も対象とする中途採用の場合は、新卒の新入社員と一緒に新人研修を行えるという利点からも、この時期に採用活動を進める企業が見られます。

また、その年の予定採用者数が足りていない場合には、人事部の目標達成に向けて「採用予算を使い切ろう」という駆け込み需要も出てきますので、求人広告や転職エージェントを使った採用活動を強化したり、選考基準を緩める企業も出てきます。

業界によっても年度始めは異なってきますので、企業の決算月などは事前に調べておきましょう。

4月以降:新卒採用に向けた動きが加速

新卒者への採用活動は、経団連(経済団体連合会)が定める「就活ルール」というものがあり、3月1日から大学3年生への広報活動、6月1日から大学4年生の採用選考活動、10月1日に内定通知が解禁されます。

この新卒採用に向けた動きが加速するため、中途採用を一旦停止する企業も出てきます。

しかし、これは新卒採用に力を入れている大手企業の話で、中小・ベンチャー企業となると新卒採用より中途採用がメインになってくるため、4月以降も中途採用活動は継続されます。

中小・ベンチャー企業は、大手企業の中途採用活動が停滞する時期を狙っている場合もありますので、企業ホームページをみて企業の規模、決算月、新卒採用を行っているかなどをチェックしておくとよいでしょう。

5月以降:次の中途採用計画が動き出す

4月入社の入社手続きや新人研修などが一旦落ち着き、5月以降は今期の採用計画が動き出します。

企業は前年度の売上や成長率などを踏まえて、今期はどの程度の成長が見込めるか、売上を伸ばすために何ををやっていくか、どういう組織体制にするかなど事業計画を立て、それに基づき採用計画や採用予算なども決まってきます。

5月のゴールデンウィーク明けから7月にかけては、1〜3月に次いで中途採用が活発化する時期になります。

基本的には採用計画に基づいて採用活動を行っていきますので、上半期・下半期の採用人数が確保できたら募集は一旦終了してしまいます。

採用枠が埋まってくると、残り少ない席を争うことになりますし、選考基準も厳しくなってきますので、求人情報が出たら早いうちに募集したほうがよいでしょう。

ちなみに、年中求人広告を出していて社員数がそれほど増えていない会社は、それだけ辞める人も多いということなので、注意しましょう。
コーポレートサイトがあまり更新されていない企業は、私の感覚ではちょっと怪しいです。

8月:採用活動が一旦停滞気味

8月は上半期の採用枠が大分埋まってきているころで、夏休みもあることから採用活動は停滞気味になります。

この時期に転職をしようと思っても、選考に時間がかかったり、募集枠が少なく難しい場合があります。

9~10月:足りない人員や欠員の補填

4月が年度始めの場合、9月いっぱいで上半期が終わり、10月1日から下半期が始まります。

会社としては上半期の業績や状況を踏まえて、数字や戦略の修正を行います。

極端な話、上半期に立ち上げた新規事業が大コケをして大赤字を出してしまった場合、下半期の事業計画や採用計画にも大きな影響が出てしまいます。

そういったことは少ないにしても、下半期に向けた体制変更などもあったりしますので、足りない人員や、退職に伴う欠員の補填などを埋めるための求人が出始めるころです。

11~12月:来期を見据えた採用活動が始まる時期

11月、12月は翌年4月入社を見据えた求人情報が出始めます。

12月は年末ともあって、社内行事やら連休やらでバタバタしますので、会社もあまり面接なんかしてられません。
12月初旬に応募して、年内か年始あたりに書類選考の結果が出るぐらいの感じで考えておくとよいでしょう。

求職者としては、年末年始休暇を利用してしっかり面接対策ができるというメリットもあります。

Mizo
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ちなみに私の1回目の転職は、入社日が12月24日のクリスマスイブでした。
入社した会社は業績悪化に伴い上場企業から上場廃止になり、他の会社にM&Aされたタイミングで、社長が辞任の挨拶をしたあとに私の紹介をされて、とても気まずかったのを覚えています。

いつがおすすめ?転職が有利になる狙い目の時期

企業の採用計画と季節トレンドを踏まえた上で、転職活動を始めるのに有利な時期をまとめると下記になります。

  • 「3月・6月・12月は特定のポジションの求人が出やすい時期」
  • 「4月・8月・12月はライバルが少ない時期」

特定のポジションの求人が出やすい時期

退職者が出やすい月というのがあります。

まずは3月
年度の終わりであるため、そにを1つの区切りと考えて退職を考えている人だったり、派遣などの契約が満了を迎える時期でもあります。

次に6月と12月
夏のボーナス、冬のボーナスをもらってから退職する人が出てきます。

この穴を埋めるため、同等の知識やスキル・経験を持ち合わせた即戦力を求めることがあり、条件を絞りこんだ採用になります。

専門職や狙ったポジションの求人も出やすい時期ですので、チェックしておきましょう。

ライバルが少ない時期

4月は年度始め、8月は夏休み、12月は年末がありますので、求人も少し落ち着いていますが、求職者も比較的少なくなる時期です。

しかし、求人市場は動いているので、ライバルが少ない環境で転職活動をすることができます。

ゴールデンウィーク明け、夏休み明け、正月休み明けは、連休中に転職についてゆっくり考えた人たちが動き出す時期でもあるので、ライバルが動き出す一歩前を狙って応募しておくと有利になる可能性は多いにあります。

「働きながら or 辞めてから」転職活動を始める最適なタイミング

実際に転職活動を始める時に、会社を辞めてから始める人と、働きながら始める人に分かれます。

会社を辞めてから始める人は、
「働きながら会社にバレないように活動するのも面倒」
「仕事が忙しくて同時進行なんてできないから辞めてから始めようかな」

働きながら始める人は、
「すぐに決まらなかったら経済的に厳しくなる」
「焦って妥協したところに決めたくない」
などと考えています。

人によって合う・合わないはありますので、必ずしもどちらが良いというのは言えませんが、どちらのタイミングにしてもメリット・デメリットはありますので、自分に合った方法を選びましょう。

会社を辞めてから転職活動を始めるケース

メリット

  • ・求人情報収集、企業研究、応募書類の作成などに時間がかけられる。
  • ・企業側からスカウトされたときにすぐに面接に行ける。
  • ・すぐにでも入社ができる。
  • ・後がないという覚悟を決められる。

デメリット

  • ・転職活動が長期になると経済的に厳しくなる。
  • ・次がなかなか決まらないと焦って妥協した会社に決めてしまう。
  • ・離職期間が長引くと企業からの印象が悪くなる。

成功の秘訣

  • ・期間が長引かないように、まず初めに自己分析・応募書類作成・面接対策をしっかりとやっておくこと。
  • ・同時に複数企業に応募して面接の機会を増やそう。
  • ・業界や仕事に関する専門知識の勉強を怠らないこと。

働きながら転職活動を始めるケース

メリット

  • ・一定の収入があるので生活には困らない。
  • ・離職期間を空けずに次にいける。
  • ・不満を抱えている状態が続くので、モチベーションが下がらない。

デメリット

  • ・自己分析・応募書類作成・面接対策の時間が十分に取れない。
  • ・面接の日程調整が、現在の仕事の状況に左右されてしまう。
  • ・金銭面での焦りがないため、面倒なことを先延ばしにしてしまう。

成功の秘訣

  • ・先延ばしにしないようスケジュールを決めて進めること
  • ・転職サイトのアプリをスマホにダウンロードし、通勤などのスキマ時間を使って求人情報を見ておきましょう。
  • ・帰宅してから30分でもいいので、必ず転職の準備時間に使うこと。

転職活動を始めても、自分の希望条件に合う求人が見つからなかったり、不採用が続いて転職活動が長引くことがあります。

Mizo
Mizo

私はどちらも経験していますが、すぐに見つかるだろうという変な自信で会社を先に辞めてしまい、失敗した経験があります。

先に辞めてしまうと金銭面で厳しくなり、妥協した会社を選ぶことになってしまうので、個人的には現在の会社は続けながら、土日や有給休暇を利用して、転職の準備や面接に臨むのが良いかと思います。

しかし、現在の会社がブラックすぎて活動する時間や心の余裕がないという方は、少なくとも3ヵ月ぐらい生活に困らない貯金をして、思い切って辞めてしまうのも良いかと思います。

転職活動を始める前に知っておくべき転職活動期間と流れ

転職活動を始めてから、次の仕事が決まるまでの一般的な転職活動期間をご存知でしょうか。

エン・ジャパンが行った『転職活動期間に関する調査』の年代別活動期間をご覧ください。

年代 1ヶ月以内 3ヶ月以内 6ヶ月以内 7ヵ月以上
20代 42.9% 47.6% 7.6% 1.9%
30代 19.2% 62.5% 18.3%
40代 9.2% 49.6% 35.3% 5.9%
50代 9.5% 21.1% 46.3% 23.2%
60代 7.8% 25.5% 27.5% 39.2%

引用元:転職活動期間に関する調査

3ヶ月以内に次の仕事が決まる割合は、20代が90.5%、30代が81.7%、40代が58.8%、50代が30.6%、60代がで33.3%した。

大体3ヶ月以内に次が決まる人が多いですが、希望条件や転職するタイミングによっては6ヶ月や7ヶ月以上かかってしまう人もいますので、すぐに見つかるだろうなんて安易な考えはせず、長期戦も覚悟しておくことが必要です。

また、短期間で転職を成功させるためには準備が何より重要です。

面接やSPIで同じミスで何度も落とされるより、希望した会社に一発で入れたほうが自身への負担やストレスも少ないでしょう。

まずは転職の流れを把握して、転職を始めてから3ヵ月以内には希望する条件の企業に転職できていることを目指しましょう。

転職活動の流れ

  1. ①転職の目的を明確にする
  2. ②応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成
  3. ③自己分析
  4. ④面接での回答を考える(志望動機は⑥で考える)
  5. ⑤条件に合う求人に応募する
  6. ⑥企業研究
  7. ⑦面接までひたすら面接の練習する
  8. ⑧面接(一次、二次、最終)
  9. ⑨内定

最初に、転職で叶えたいことや目的を明確にしましょう。
転職の理由が給与面・待遇面なのか、職場での人間関係なのか、スキル・キャリアアップがしたいのか、新しい職種・業種に挑戦したいなど理由は様々です。

転職の目的によって希望条件が決まってきますし、転職のモチベーションにもなりますので、初めにしっかりと定めておきましょう。

Mizo
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④までは準備期間になりますので、遅くとも1ヵ月以内には終わらせるようにしましょう。
準備がしっかりとできていれば、あとは求人に応募して面接に挑むだけなので、転職活動をスムーズに進めることができます。

逆に準備を怠ると、書類選考で落とされたり、面接で上手く答えられなかったりと転職活動を長引かせる原因になってしまいます。

短期間で転職を成功させるためには、準備をしっかりと行うことが大事です。

退職を伝えるタイミングと手順

次の会社が決まったら、現在の会社に退職の意思を伝えないといけません。

退職を伝えるタイミングというのは、言い出しづらかったり難しい場合もありますが、次へ進むためには決して避けては通れない道です。

現在勤めている会社の規定では30日以上前に退職の報告をすることになっております。

1/19に2月末で退職したいと報告しました。すると上司から人員の補充の関係上、3月末までと言われました。

その後2月末までが良いと私が言うと、そんな後味の悪い辞め方をするん?と言われました。

引用元:Yahoo知恵袋

最初に伝えておくと、民法上、2週間前に会社に申告すれば退職は可能です。

1.当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用元:民法第627条

会社の規定もあるかもしれませんが、それよりも法律が優先されます。

しかし、「現在の会社と関係を悪くしたくない」などあると思いますので、有給休暇の消化や引継ぎなどを考えて、1ヶ月~1ヶ月半前に伝えておくとよいでしょう。

会社から「新しい人員を入れないといけないからもう少し待ってほしい」と言われても、転職は自己都合なので、自分の意思を一番大事にしましょう。

退職までの主な流れは以下になります。

  • 1.有休の残日数を確認し退職日を決める。
  • 2.退職の意思と退職日を伝える。
  • 3.退職届を提出する。
  • 4.業務マニュアルを作成し引継ぎをする。
  • 5.PCのファイルやデスク周りの書類、名刺などを処分する。
  • 6.最後の退職手続き。

この中で、一番時間がかかるのが引継ぎです。

月の営業日数は祝日なども考えると大体20日間ぐらいなので、有休が5日間残っているとすると、15営業日で自分が行っていた業務のマニュアル作成や引継ぎが問題なく完了できるかを考えてみてください。

【最後に】転職は計画的に考えよう

ここまで転職の時期とタイミングについてお話ししてきましたが、参考になったでしょうか。

「転職したい」と思ったら、転職に有利な時期まで待っていられないというのがその時の気持ちだと思います。

状況にもよりますが、転職が厳しくなる時期に勢いで会社を辞めてしまい、「さぁ転職活動を始めるぞ」と始めても、なかなかうまくいかないものです。

自分が探している求人がなかなか見つからなかったり、面接をしてもうまくくいかない場合は、時期的な要因かもしれませんので、一度自身の転職スケジュールを見直しましょう。

どういった会社や業界に入りたいかによっても異なってきますので、転職は長期的に考えてチャンスをうかがっておくようにしましょう。

転職レコメンド編集部

本記事は転職レコメンドを運営するつなぐマーケティングが企画・執筆を行っています。

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