転職に適した時期っていつ?ポイントは需要と供給のバランス

更新日:/公開日:2020年10月04日

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転職に適した時期っていつ?

Mizo
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Mizo
転職経験5回

転職を考えるタイミングは人それぞれだと思いますが、転職しやすい時期・しづらい時期があるのをご存知でしょうか。

私は5度転職してますが、12月、5月、7月、10月、11月に新しい会社に入社をしました。
つまり、その1〜3ヵ月前に転職活動を始めたことになります。

しかし、いずれの転職も自分のタイミングで始めたので、求人市場の動向などは一切気にしていませんでした。

今思えば、時期によってはもっと良い会社を選べたかもしれないのに、当時はそんなこと気にすることもありませんでした。

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こんにちは。転職レコメンドを運営しているMizoです。

今回は、求人市場が活発になる時期や落ち着く時期を踏まえて、転職に適した時期について書いてみました。

求人市場の動向は需要と供給のバランスで決まる

転職には売り手市場、買い手市場という言葉があります。

求人市場は、企業に雇ってもらいたい求職者(売り手)と、採用したい企業(買い手)がいて、この需要(企業)と供給(求職者)のバランスによって成り立っています。

需要(企業)が多いのに供給(求職者)が少ない場合は求職者が企業を選ぶことができますし、逆に求職者がたくさんいて供給が過剰気味であれば、企業側は採用する人をふるいにかけることができます。

常に人材が足りていなくて専門的な知識・経験が必要となる職種やポジションであれば、企業同士で取り合いになるので、いつでも転職は決まりやすいですし、給料や待遇もそれなり出さざるえません。

スキルや経験などももちろん大事ですが、まず企業がどういう人を求めているか、それに合った求職者がどれだけいるかということが転職のしやすさに関わってきます。

私がベトナムで経験した採用の話

人材の需要と供給のバランスについて私の経験をお話しすると、私は2014年から1年ほどベトナムでオフショア開発事業の立ち上げに携わっており、そこでベトナム人エンジニアとコミュニケーター(ベトナム人エンジニアに日本人からの指示を伝える通訳)の採用を行いました。

エンジニアはベトナムでも人気の職業だったので、それなりに人材はいて買い手市場でしたが、コミュニケーターは人材が常に不足しており、日本語が話せるコミュニケーターは2〜3ヵ月に1人ぐらいしか面接ができませんでした。

面接して1日悩んでいると次の日には別の企業に決まっていたなんてこともありました。

コミュニケーターの給料レンジは、日本語レベルや開発知識レベル、経験にもよりますが、ベトナム人の平均月収より2倍〜8倍近くもらってる人もいるぐらいでした。

日本の求人市場で、ここまで極端に人材価値が高まることは少ないですが、需要と供給のバランスが重要だということを分かっていただけたでしょうか。

需要と供給のバランスが崩れれば、売り手市場・買い手市場の傾向が出てきますので、次の章から求人市場が動き出す時期についてお話いたします。

企業の年間の採用スケジュールをおさえておくべし

求人市場の動向は、業界や職種、社会情勢によっても変わってきますが、一番わかりやすいのは季節による変化です。

まずは、企業の採用活動の年間の流れを知っておきましょう。
ここでは4月を年度始めとして書いています。

1〜3月は4月入社に向けて中途採用が加速する時期

日本では、多くの企業が4月を新年度の始まりとしているため、1〜3月は新年度からの組織体制に向けた採用活動が始まる時期でもあります。

未経験者も対象とする中途採用の場合は、新卒の新入社員と一緒に新人研修を行えるという利点からも、この時期に採用活動を進める企業が見られます。

また、その年の予定採用者数が足りていない場合には、人事部の目標達成に向けて「採用予算を使い切ろう」という駆け込み需要も出てきますので、求人広告や転職エージェントを使った採用活動を強化したり、選考基準を緩める企業も出てきます。

業界によっても年度始めは異なってきますので、企業の決算月などは事前に調べておきましょう。

4月以降は新卒採用に向けた動きが加速

新卒者への採用活動は、経団連(経済団体連合会)が定める「就活ルール」というものがあり、3月1日から大学3年生への広報活動、6月1日から大学4年生の採用選考活動、10月1日に内定通知が解禁されます。

この新卒採用に向けた動きが加速するため、中途採用を一旦停止する企業も出てきます。

しかし、これは新卒採用に力を入れている大手企業の話で、中小・ベンチャー企業となると新卒採用より中途採用がメインになってくるため、4月以降も中途採用活動は継続されます。

中小・ベンチャー企業は、大手企業の中途採用活動が停滞する時期を狙っている場合もありますので、企業ホームページをみて企業の規模、決算月、新卒採用を行っているかなどをチェックしておくとよいでしょう。

遅くとも5月以降には次の中途採用計画が動き出す

4月入社の入社手続きや新人研修などが一旦落ち着き、5月以降は今期の採用計画が動き出します。

企業は前年度の売上や成長率などを踏まえて、今期はどの程度の成長が見込めるか、売上を伸ばすために何ををやっていくか、どういう組織体制にするかなど事業計画を立て、それに基づき採用計画や採用予算なども決まってきます。

5月のゴールデンウィーク明けから7月にかけては、1〜3月に次いで中途採用が活発化する時期になります。

基本的には採用計画に基づいて採用活動を行っていきますので、上半期・下半期の採用人数が確保できたら募集は一旦終了してしまいます。

採用枠が埋まってくると、残り少ない席を争うことになりますし、選考基準も厳しくなってきますので、求人情報が出たら早いうちに募集したほうがよいでしょう。

ちなみに、年中求人広告を出していて社員数がそれほど増えていない会社は、それだけ辞める人も多いということなので、注意しましょう。
コーポレートサイトがあまり更新されていない企業は、私の感覚ではちょっと怪しいです。

8月の採用活動は一旦停滞気味

8月は上半期の採用枠が大分埋まってきているころで、夏休みもあることから採用活動は停滞気味になります。

この時期に転職をしようと思っても、選考に時間がかかったり、募集枠が少なく難しい場合があります。

9月、10月は足りない人員や欠員の補填

4月が年度始めの場合、9月いっぱいで上半期が終わり、10月1日から下半期が始まります。

会社としては上半期の業績や状況を踏まえて、数字や戦略の修正を行います。

極端な話、上半期に立ち上げた新規事業が大コケをして大赤字を出してしまった場合、下半期の事業計画や採用計画にも大きな影響が出てしまいます。

そういったことは少ないにしても、下半期に向けた体制変更などもあったりしますので、足りない人員や、退職に伴う欠員の補填などを埋めるための求人が出始めるころです。

11月、12月は4月入社を見据えた求人が動き出す

11月、12月は翌年4月入社を見据えた求人情報が出始めます。

12月は年末ともあって、社内行事やら連休やらでバタバタしますので、会社もあまり面接なんかしてられません。
12月初旬に応募して、年内か年始あたりに書類選考の結果が出るぐらいの感じで考えておくとよいでしょう。

求職者としては、年末年始休暇を利用してしっかり面接対策ができるというメリットもあります。

ちなみに私の1回目の転職は、入社日が12月24日のクリスマスイブでした。
入社した会社は業績悪化に伴い上場企業から上場廃止になり、他の会社にM&Aされたタイミングで、社長が辞任の挨拶をしたあとに私の紹介をされて、とても気まずかったのを覚えています。

結局、転職がしやすい時期っていつ?

1年間の採用活動の流れを見てきましたが、知らないことも多かったのではないでしょうか。

これまでを踏まえた上で、転職活動を始めるのにおすすめの時期をお教えします。

特定のポジションの求人が出やすい時期

退職者が出やすい月というのがあります。

まずは3月
年度の終わりであるため、そにを1つの区切りと考えて退職を考えている人だったり、派遣などの契約が満了を迎える時期でもあります。

次に6月と12月
夏のボーナス、冬のボーナスをもらってから退職する人が出てきます。

この穴を埋めるため、同等の知識やスキル・経験を持ち合わせた即戦力を求めることがあり、条件を絞りこんだ採用になります。

専門職や狙ったポジションの求人も出やすい時期ですので、チェックしておきましょう。

ライバルが少ない時期

4月は年度始め、8月は夏休み、12月は年末がありますので、求人も少し落ち着いていますが、求職者も比較的少なくなる時期です。

しかし、求人市場は動いているので、ライバルが少ない環境で転職活動をすることができます。

ゴールデンウィーク明け、夏休み明け、正月休み明けは、連休中に転職についてゆっくり考えた人たちが動き出す時期でもあるので、ライバルが動き出す一歩前を狙って応募しておくと有利になる可能性は多いにあります。

最後に

ここまで転職の時期についてお話ししてきましたが、参考になったでしょうか。

一度「転職しよう」と思ったら、転職に適した時期まで待っていられないというのがその時の気持ちだと思います。

その時の状況にもよりますが、転職が厳しくなる時期に勢いで会社を辞めてしまい、「さぁ転職活動を始めるぞ」と始めても、なかなかうまくいかないものです。

自分が探している求人がなかなか見つからなかったり、面接をしてもうまくくいかない場合は、時期的な要因かもしれませんので、一度転職スケジュールを見直しましょう。

今回書いた内容は4月が年度始めとしていますが、中小・ベンチャー企業や業界などによっても異なる場合があります。

どういった会社や業界に入りたいかによっても異なってきますので、転職は長期的に考えてチャンスをうかがっておくようにしましょう。

転職レコメンド編集部

本記事は転職レコメンドを運営するつなぐマーケティングが企画・執筆を行っています。

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